83歳男性 手製の護身具でクマ撃退
© 神戸新聞NEXT/神戸新聞社 兵庫県警美方署=新温泉町戸田
27日午前6時半ごろ、兵庫県新温泉町竹田のナシ園で、近くの農業男性(83)が体長約1・3メートルのクマに襲われ、顔や右腕に軽傷を負った。男性は護身用に持っていた手製の護身具でクマを殴り撃退したという。
美方署や男性によると、男性がナシ園を見回っていた際、ナシの木に登っていたクマが突然、向かってきた。男性が転倒すると、クマは上半身に覆いかぶさり、右腕をかんだり、爪で鼻や?を引っかいたりした。護身具で頭付近を殴るとひるんだように逃げたという。
男性は「数日前からクマの姿を見かけ、警戒していたが、まさか向かってくるとは思わなかった」。若いころに中国武術を習い、ここ数日は壊れた枝切りばさみを鉄パイプで補強して携帯していたといい、「身を守るのに役立ったと思う」と振り返った。
兵庫県森林動物研究センターによると、県内のクマによる負傷事故は、5月の香美町小代区に続いて今年2件目。昨年は宍粟市と養父市で計3件発生している。新温泉町有害鳥獣捕獲班が27日、現場近くに捕獲用のおり1基を設置した。
