北朝鮮の残留邦人、生存者は1人か

【ソウル=井上宗典】在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙・朝鮮新報(電子版)は28日、2014年5月の日朝ストックホルム合意に基づいて設置された北朝鮮の特別調査委員会が残留日本人8人の生存を確認した結果、7人が死亡し、生存者は1人になったと平壌発で報じた。

北朝鮮への圧力を強める日本に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。

残留日本人は第2次大戦前後の混乱期に北朝鮮に取り残された人々で、拉致被害者は含まれない。同紙は「日本政府が(残留日本人問題に)顔を背けている間に死亡した」と主張。同紙によると、生存者は北朝鮮の咸鏡南道(ハムギョンナムド)咸興(ハムフン)市で暮らす新井瑠璃子さん(84)という。

北朝鮮はストックホルム合意で、拉致被害者を含む全ての日本人の調査を約束し、14年7月に同委員会を設置。16年2月に、日本政府の独自制裁強化を受け、一方的に同委員会の解体を宣言し、再調査を中止した。

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