「しばらく1人に」28日連続欠勤処分
山梨県教委は29日、連続28日間の無断欠勤をしたとして、50代の男性副主幹を停職6カ月の懲戒処分とした。副主幹は同日付で依願退職した。
県教委によると、副主幹は5月18日朝に自宅を出た後、行方が分からなくなったという。家族が翌日、「しばらく一人になります。いつか戻ります」と書かれた書き置きを見つけ、警察に捜索願を提出。県教委に連絡したという。
副主幹は東京経由で大阪市内に滞在し、6月20日に帰宅したが、職場への連絡や相談はなかったという。
副主幹は26、27の両日、県教委の聴取に対し、無断欠勤の理由を「仕事がたまってしまったから」と答え、「職場に大変ご迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪したという。
県教委の指針では、正当な理由がなく21日以上欠勤した場合に懲戒処分の対象となる。末木憲生総務課長は取材に対し、「仕事から逃げるための欠勤と判断した」としている。
欠勤期間は、実際の欠勤日数から未消化の有給休暇を引いて算定したとしている。