賃貸アパートの着工、減少止まらず

 国土交通省が27日発表した11月の新設住宅着工戸数は、前年同月比0.4%減の8万4703戸と5カ月連続のマイナスとなった。地方都市のマンションが増加したが、持ち家、貸家とも減少し一服感が続いている。 

注文住宅など「持ち家」は4.2%減の2万4904戸。賃貸アパートなど「貸家」も2.9%減の3万7508戸と、いずれも6カ月連続のマイナス。国交省は貸家の現状について「業者からは、銀行の融資態度が厳しくなっていると聞いている」(建設経済統計調査室)と説明した。 

「分譲住宅」は8.7%増の2万1882戸。愛知、福岡両県などでの着工が伸びたマンションがけん引し、3カ月ぶりのプラスに転じた。 

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