羽生のコーチ見解「靱帯伸びている」

 【グルノーブル(フランス)福田智沙】フィギュアスケート男子で11月のグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯で右足首を負傷した羽生結弦(ANA)を指導するブライアン・オーサー・コーチは16日、報道陣の取材に応じた。羽生の右足首の状態について、医者らと話していないと前置きした上で、「靱帯は切れてなくて伸びている状態と理解している」と話した。

練習中に転倒し、すぐに起き上がらずにリンクにうずくまる羽生結弦=大阪市中央体育館で2017年11月9日、佐々木順一撮影 © 毎日新聞 練習中に転倒し、すぐに起き上がらずにリンクにうずくまる羽生結弦=大阪市中央体育館で2017年11月9日、佐々木順一撮影

 羽生は「まもなく」と週明けにも拠点のカナダ・トロントに戻るという見通しを示し、「全日本とオリンピックを目指して再スタートを切る。ユヅルにとって最も重要なのはオリンピックで勝つことだ」と、まずは全日本選手権での復帰を目指していくとした。

 羽生とは連絡をとりあっているといい、「私のアドバイスは(けがをした)足を大事にすること、強くいること、そしてポジティブにいること」と励ましの言葉を贈った。

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