人間の感情的な動き反応するドローン
© ギズモード・ジャパン 提供 Image: psfk
ドローンは電気羊の夢を見るか?
メカメカしたデザインで飛ぶだけのドローンに、もしもペットのような性格が備わったら……萌えると思いませんか?
ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの卒業生Eirini Malliarakiさんが、人間のハンドジェスチャーと表情に対応し、いろいろな動きを実行するドローンの研究をしているようです。しつけのできたペットのように振る舞い、自撮りの代わりに写真撮影や、かめはめ波のコマンドで敵に向かって体当たりをすることもできちゃうんです。
Video: Eirini Malliaraki/vimeo
まず離陸や着陸、ホバーやフリップなどもハンドジェスチャーで操作可能。ほかにも近くに来い、後ろに下がれ、撮影&ストップだけでなく、荒ぶる鷹のポーズからのかめはめ波コンボで攻撃のコマンドになります。加えて緊急着陸、方向転換、頷き、離脱もちゃんとしつけられています。
さらに動画では、恐い、楽しい、驚き、怒りと悲しみという人間の5つの感情に対応した反応を見せたドローン。ちょっとオーバーに動かないといけないようですが、実は表情も読み取っているとのこと。
ドローンを怖がる人には低い位置に移動し、手を振る人にはフリップで楽しさを表現。ビックリした人には一度後ろに下がり、興味を持っているようなら近付いてくる姿はまるで犬や猫。ドローンを嫌がる人には自ら遠のき、悲しみに打ちひしがれている人には近くでクルクルと回転して慰めてくれるのです。
これらはドローンの位置、方向、速度、光りかた、回転角度などのプログラミングで感情のようなものを表現しています。しかしそれを承知した上でも、カワイく思えてしまいますね。
ドローンを使った空撮やラジコンで操るソーのムジョルニアも楽しそうですが、これらの機能が備わると一気に身近に感じますよね。近い将来、製品にこれが実装されたら一家に一台じゃないでしょうか?
Image: psfk
Source: vimeo via psfk
(岡本玄介)
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