高齢女性殺害容疑、娘の元夫を逮捕
福井県勝山市の住宅で住人の高齢女性が頭から血を流して死亡しているのが見つかった事件で、県警勝山署捜査本部は17日、殺人と住居侵入の疑いで、女性の娘の元夫で無職の室坂一美容疑者(62)=同市平泉寺町平泉寺=を逮捕した。「殺そうと思って金づちで殴った」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は15日午後6時ごろ、無職松山としさん(84)を殺害する目的で松山さん宅に侵入し、金づちで頭部を数回殴り殺害した疑い。 捜査本部によると、同日午後10時すぎに帰宅した会社員の長女(60)が、1階居間で倒れている松山さんを発見。死因は脳挫傷で、頭部に複数の骨折があった。付近の聞き込みから室坂容疑者が浮上し、供述に基づき勝山市内の用水路を捜したところ、凶器とみられる金づちを発見した。 松山さんは長女と二人暮らしで、室坂容疑者と長女は2009年に離婚していた。捜査本部は3人の間で何らかのトラブルがあったとみて調べている。(了)