建設機械会社が2.5億円の所得隠し

 浜松市北区の建設機械関連会社「丸順」が名古屋国税局の税務調査を受け、2014年5月期までの2年間で約2億5000万円の所得隠しを指摘されていたことが28日、分かった。土地売買の差額が売却損と認められなかったとみられる。同社は重加算税などを含む追徴税額約2000万円を既に納付したという。  関係者によると、同社は2005年3月、当時の静岡県引佐町(現浜松市)から、相続税評価額が700万円前後の町有林を2億8000万円で購入。14年1月に3000万円で地元の不動産業者に転売した。差額の2億5000万円を損金計上したが、同国税局は購入額が不当に高く町への寄付に当たると判断したとみられる。  丸順は「過去の経緯は分からないが、指摘を受け入れた」としている。 (了)

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