荒天で運休相次ぐ 帰り急ぐ人々直撃

 急速に発達した低気圧の影響で、北海道と東北地方では25日、暴風や暴風雪警報などが発令され、JR北海道の在来線で運休が相次いだほか、東北、北海道両新幹線にも遅れが出て、クリスマスで帰り道を急ぐ人々らを直撃した。秋田県内では70~80代の男女3人が強風にあおられて転倒し軽傷。札幌管区気象台によると、二つの低気圧がオホーツク海で一つになり、荒天は27日まで続く見通し。

 札幌管区気象台などによると、この日の最大瞬間風速は、午後3時までに北海道の奥尻空港35.5メートル▽浦河町33.9メートル▽石狩市浜益区32.6メートル▽秋田市で26.7メートルを記録。この影響で、JRは札幌と旭川や函館を結ぶ特急34本を含む計約250本が運休し、函館線では八雲町付近の黒岩-国縫(くんぬい)間で線路内に多数の倒木が確認された。小樽市の朝里-銭函間では強風で屋根が飛来して軌道上に落下、運行できなくなった。

強風により飛ばされた屋根でふさがれた線路=北海道小樽市のJR函館線朝里-銭函間で=2017年12月25日午後(JR北海道提供) © 毎日新聞 強風により飛ばされた屋根でふさがれた線路=北海道小樽市のJR函館線朝里-銭函間で=2017年12月25日午後(JR北海道提供)

 北海道新幹線も東北新幹線遅延で計5本が最大55分遅れ。空の便は、新千歳空港発着の国際線を含む約30便が欠航した。

 北海道北広島市では倉庫の建設現場の足場が長さ約60メートルにわたって崩れ、60代の男性作業員が軽傷。秋田市では78歳男性と80歳女性がそれぞれ風にあおられて転倒し、秋田県由利本荘市でもスーパーの敷地内で86歳の女性が転倒して負傷した。

 東北電力青森支店によると、青森県では強風で折れた木の枝が高圧線などに接触し、東北町と六ケ所村の計763戸で一時停電した。【三沢邦彦、森口沙織、隅俊之】

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