JR東日本、中央線新型特急で試乗会

 JR東日本は22日、東京と長野を結ぶ中央線の特急として来月23日にデビューさせる新型車両「E353系」の報道試乗会を開いた。同線での新車両の投入は16年ぶり。最新技術によって揺れを軽減し、乗り心地を改善した。  

中央線はカーブが多く、いかにして速度を落とさず安定して走らせるかが課題だ。車両を内側に傾かせることで遠心力を抑えられるため、カーブでは線路に一定の傾斜を付けた上、一部の特急は車両を振り子のように最大5度傾かせて走行している。だが、「揺れ」への不満が少なくなかった。  

E353系は空気ばねを使うことで傾斜を最大1.5度に抑えた。新幹線でも使われている技術だが、JR東の特急に導入するのは初めて。加えて、微妙な揺れを検知して打ち消す装置を、特急では初めて全車両に搭載。最高速度130キロを維持しつつ、乗り心地の大幅な改善を図った。  

「スーパーあずさ」として、1編成12車両が新宿-松本を1日4往復する。外国人旅行者の利用を見込み、半数以上の車両に荷物置き場を設けた。674の座席全てに、ノートパソコンが置ける大きさのテーブルと電源コンセントを備え、高さ調節できる枕も設置。防犯カメラは全ての乗降口の左右に計28台を付けた。 (了)

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