日銀審議委員「株は過熱状況にない」

 布野幸利日銀審議委員は8日、宮崎市内で記者会見し、現在の大規模金融緩和について「物価が2%になるまで全く変更しないというわけではない」と述べた。その上で「変更の必要性が高まったとの意見が(政策委員の)大勢を占めれば、(政策の修正は)あり得る」と語り、2%の物価目標達成前に緩和を縮小する可能性を指摘した。

 ただ、日銀が年間6兆円購入している上場投資信託(ETF)の減額論をめぐっては「現段階で変更の必要性はない」と強調した。7日に日経平均株価が25年10カ月ぶりの高値水準となったことに関しては、「非常に好ましく、過熱状況にはない」と述べ、株価バブルとの見方を否定。株高の主因は日銀のETF買い入れではなく、企業収益の改善や世界経済の回復との認識を示した。 

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