熊本城、大天守の屋根工事を公開
熊本市は2日、熊本地震で損壊した熊本城天守閣の大天守(6階建て)を覆う屋根の設置作業を報道陣に公開した。屋根は瓦の取り付けに使うしっくいの劣化防止が目的で、撤去される来年3月までは白い帽子をかぶったような珍しい大天守の姿になる。
鉄の骨組みに防水効果があるポリエチレンのシートをかぶせた屋根は縦15メートル、横16メートル、高さ4メートル、重さ7.7トン。塗り立てのしっくいは雨や湿気に弱く、品質管理や工期短縮のため屋根を設けた。
損傷が激しく一度解体された大天守の最上階は新たな鉄骨が組み上がり、外壁と屋根の下地となる軽量気泡コンクリートのパネルも設置済み。12月から瓦の取り付けが始まる予定で、来春以降は屋根にしゃちほこのある大天守が再び姿を見せる。大天守の瓦は4割は再利用し、6割は新たに焼いたものを使うという。【城島勇人】
