FRB副議長を承認、トランプ色強まる

 米議会上院(定数100)は5日、米国の中央銀行、連邦準備制度理事会(FRB)の理事兼金融監督担当の副議長に元財務次官のランダル・クオールズ氏(60)を起用する人事案を賛成65票、反対32票で承認した。クオールズ氏は金融規制緩和派で知られ、トランプ政権が進める規制緩和の主導役となりそうだ。

FRB副議長に承認されたランダル・クオールズ氏=投資ファンドのホームページから © 朝日新聞 FRB副議長に承認されたランダル・クオールズ氏=投資ファンドのホームページから

 FRBはこれまで、議長、副議長を含めた7人の理事ポストのうち3人が空席だったうえ、フィッシャー副議長が13日前後に辞任する。イエレン議長の任期が来年2月で切れるなか、トランプ氏は月内にも議長人事を決める方針を示しており、FRBの「トランプ色」が強まりそうだ。

 クオールズ氏はブッシュ(子)政権で国内金融担当の財務次官を務めたほか、国際通貨基金(IMF)の理事なども歴任。クオールズ氏は昨年の米紙への共同寄稿で、金融規制の強化による銀行の資本増強が「コスト増につながる」と指摘していた。(ワシントン=五十嵐大介)

Category: ,