あしなが育英会 返還不要な制度新設
災害や病気などで親を亡くした遺児らに奨学金を貸与している「あしなが育英会」(東京)は来年度、返還不要な奨学金の給付制度を新たに開始すると発表した。
同会では、親が亡くなったり障害を負ったりして学費に困窮している高校生~大学院生の計約4600人(8月1日現在)に、月2万5000~8万円を無利子で貸与している。
来年度に始まる新制度では、すべての奨学生に、貸与分のほかに、返還不要な給付分として月2万~4万円を支給する。
同会によると、大学生・短大生の場合、貸与分と給付分を合わせ、奨学金は年計84万~96万円となり、授業料や交通費などがほぼ賄えるという。
同会の現在の貸与金額は年約23億円。給付分として新たに年約15億円が必要になるが、これまでに同会に寄せられた寄付などで10年間程度の財源は確保できているという。
