タカタ株暴落、今日から値幅制限撤廃

© Morningstar Japan 提供

 28日前場の日経平均株価は前日比58円88銭安の2万166円21銭と4日ぶりに反落。朝方は、27日の欧米株安を受け、利益確定売りが先行した。6月配当落ちの影響(26円程度)もあり、一時2万144円88銭(前日比80円21銭安)まで下落した。売り一巡後は、対主要通貨での円安や配当の再投資に伴う買い期待などが支えとなり、中盤にかけて下げ渋り、前日終値に迫る場面もあった。ただ、買いは続かず、引けにかけては再び売りに傾き、弱含み推移となった。

 東証1部の出来高は9億8539万株、売買代金は1兆1638億円。騰落銘柄数は値上がり660銘柄、値下がり1171銘柄、変わらず167銘柄。

 市場からは「配当落ち分を考慮すれば、日経平均株価は一時、実質プラス圏入りした。日本株の割安感から、外国人投資家が買いを入れているとみられ、日経平均は2万円台固めから早晩上に突っかけてくる可能性がありそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、配当落ちのブリヂス<5108>、浜ゴム<5101>などのゴム製品株が下落。配当落ちのキヤノン<7751>や、東エレク<8035>などの電機株も軟調。配当落ちのJT<2914>、キリンHD<2503>などの食料品株や、配当落ちの楽天<4755>、パソナ<2168>などのサービス株も安い。

 個別では、経営破たんし前日ストップ安配分のタカタ<7312>(整理)がきょうから呼値の制限値幅が撤廃され、大幅安。エムアップ<3661>、オルトプラス<3672>、GMOクラ<3788>、KLab<3656>などの下げも目立った。

 半面、新日鉄住金<5401>、JFE<5411>などの鉄鋼株が上昇。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などの銀行株も堅調。国際帝石<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株も高い。

 個別では、第3四半期(16年9月-17年5月)の連結決算で営業利益81.7%増のヒマラヤ<7514>や、第1四半期(17年3-5月)の単体決算で営業利益14.2%増のハイデ日高<7611>が上昇。ブレインP<3655>、ネクステージ<3186>、enish<3667>などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、20業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

(イメージ写真提供:123RF)

Category: ,