国内外の伝統芸能一堂に 島根で開幕
© 産経新聞 提供 「大土地神楽」を披露する保存会のメンバーら=島根県出雲市の市民会館
国内外の伝統芸能が一堂に集まる「日本の祭りinしまね2017」が4日、島根県出雲市の市民会館で開幕した。高円宮妃久子さまが臨席され、記念式典や公演などが行われた。5日まで。
平成5年から全国回り持ちで年1回開かれている地域伝統芸能全国大会で、島根県での開催は平成9年以来20年ぶり。「『ご縁』でつながる祭りの力」をテーマに、台湾とインドネシアの海外2団体を含む各地の団体が出演。同会館をメインに、出雲大社周辺や同県浜田市の石央文化ホールなどで2日間にわたり、さまざまな伝統芸能を披露する。
同会館で行われた記念式典で、主催する地域伝統芸能活用センターの中村徹会長が挨拶。同センターの名誉会長を務める久子さまは「日本人にとって祭りや伝統芸能は心のふるさとであり、人々の心をつなぐもの。国際交流にもつながる」と話された。引き続き表彰式があり、各受賞者が久子さまからメダルを授与された。
この後、ステージでは、地元・出雲市の大土地神楽や、鹿児島県南種子町の蚕舞などが披露された。