阪急阪神、タイガースと宝塚で儲かる

タイガース、宝塚歌劇が業績を牽引!? 阪急阪神HDが業績予想を上方修正 中間決算は過去最高益: 10回、サヨナラ本塁打を放ち、祝福を受けながらホームインする阪神・糸井嘉男 =2017年08月30日、阪神甲子園球場(撮影・岩川晋也) © 産経新聞 提供 10回、サヨナラ本塁打を放ち、祝福を受けながらホームインする阪神・糸井嘉男 =2017年08月30日、阪神甲子園球場(撮影・岩川晋也)

 阪急阪神ホールディングス(HD)が運営するプロ野球・阪神タイガースや、宝塚歌劇団などのエンターテイメント事業が好調で、グループの業績を牽引している。欧州のテロ事件の影響で落ち込んだ旅行事業も復調。両事業の収益拡大を反映し、阪急阪神HDは2日、平成30年3月期の業績予想を上方修正した。(織田淳嗣)

セ・リーグ上位争いで客足順調

 今年度の上期(4〜9月)は、阪神タイガースがセ・リーグで上位争いを展開し、ホームグラウンドの阪神甲子園球場では客足が順調に推移。また、26年に創立100周年を迎え、メディアに取り上げられる機会が増えている宝塚歌劇団も集客を伸ばした。

 阪急阪神HDが2日発表した29年9月中間連結決算は、エンターテイメント系事業の営業利益が157億円となり、前年同期と比べ8・8%増えた。担当者は「宝塚は100周年を期に客の裾野が広がった。公演はほぼ満席が続いている」と説明する。

 旅行事業では、一昨年に起こったフランス・パリでの同時多発テロなどの影響で落ち込んでいたヨーロッパ方面への旅行が復調に転じた。中間決算では、旅行事業の営業利益は24億円で、前年同期の約6倍にまで伸びた。担当者は「テロの影響で前年が低すぎた。テロ以前の水準に戻ったと言える」と説明している。

通期最終利益予想は60億円贈

 グループ全体の中間連結決算は、売上高にあたる営業収益が前年同期比0・5%増の3619億円。営業利益は同7・4%増の626億円、最終利益は同7・9%増の416億円で増収増益となった。エンタメ、旅行両事業の好調もあって、中間期としての利益は過去最高だった。

 これに伴い、30年3月期連結決算の業績予想を上方修正。営業収益を前回(5月)予想から150億円増の7650億円、営業利益は80億円増の1840億円、最終利益は60億円増の660億円とした。

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