年金運用の累積収益 63兆円に迫る
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公的年金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)は2日、今年7~9月期の運用収益が4兆4517億円の黒字だったと発表した。
黒字は5四半期連続となる。
菅官房長官は2日の記者会見で、「政府として見込んでいた数字を大きく上回っている。年金財政の安定に大きく寄与する成果だ」と語った。
黒字の内訳は、国内株式が1兆7959億円、外国株式が2兆349億円、外国債券が5399億円、国内債券が748億円だった。
GPIFは2014年10月、国内外の株式や債券の割合を定めた基本ポートフォリオ(資産構成)を変更し、国内外の株式割合の目安をそれぞれ12%から25%に引き上げたことから、株価の影響を受けやすくなった。
今回の収益を含め、GPIFの前身である旧年金資金運用基金が市場運用を始めた01年度以降の累積収益は62兆9272億円の黒字となり、運用資産は過去最高の156兆8177億円となった。
10月の衆院選で自民党が圧勝したことで、アベノミクスが維持されるとの見通しから投資家が運用リスクをとる姿勢を強め、円安・株高が進んでいる。政府関係者は「次の四半期はさらに黒字は増えるだろう」との見方を示した。
