死んだコウノトリ、建材ゴミを誤食
兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市祥雲寺)は20日、8月上旬に鳥取市内で死んだコウノトリを解剖した結果、胃の中に、建材に使われる細長い発泡ゴムが詰まっていた、と発表した。餌のヘビやウナギと間違えて食べ、衰弱死したとみられる。野外放鳥が始まった2005年以降、人工物の誤食で死んだ例が確認されたのは初めて。
胃からゴムが見つかったのは、今年4月に島根県雲南市で生まれた雄「げん」。親鳥が誤射で死んだため同公園で一時保護され、7月に同市で放鳥された。
同公園によると、水路で死んでいたが、体重は約2・8キロで大人の雄の半分ほどだったという。直径約10センチの胃には、合計すると長さ84センチとなる3本のゴム(断面縦1・3センチ、横2・5センチ)がぎっしり詰まっていた。
同公園の山岸哲園長は「コウノトリの数が増える中で、人間や人工物とのトラブルに伴う収容や、死に至るケースも増えている。共に生きていくために、新しい視点や対策が必要になっている」と指摘した。(阿部江利)
