山中慎介、松本人志の発言に大あわて
© スポーツ報知/報知新聞社 山中慎介
プロボクシングの前WBC世界バンタム級王者・山中慎介(35)=帝拳=が5日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜・前10時)に出演し、ダウンタウン・松本人志(54)の「(山中と再戦する)ネリを応援してやろうかな」という発言にあわてふためいた。
山中は8月15日に現王者ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回TKO負けし、具志堅用高(元WBA世界ライトフライ級王者)が37年前に達成した日本記録13連続防衛に届かなかったが、WBCは10月31日付けで、8月に山中から王座を奪ったルイスのドーピング疑惑について声明を発表。禁止薬物を故意に摂取したか確証が得られないとしてネリを不問とし、山中とのダイレクトリマッチ(直接の再戦)の交渉を行うように指令を出した。
山中は「負けた直後は今後のことを考えられなかった。これだけ(敗戦の)ショックを引きずるとは思わなかった」との心境を吐露し、「(敗戦から)2か月半経ってWBCから(ネリとの)再戦指令が出て、ようやく現役続行を表明できた」と晴れ晴れとした表情を見せた。
松本が、WBCからネリとの再戦指令が出されたことに「すごく悔しいのは、前回の試合が無効試合扱いにならないこと。無効試合にしてくれないと13防衛が成り立たなくなる」と悔しがったが、山中は「1対1で戦っているのは自分だけ。負けているのは事実なので。(WBCの決定に)従うしかない」とあっさりと話した。
松本は「次の対戦ですぱっと勝ったら13連続防衛にしてくれないかな。ちょっとこのグレーな感じは気持ち悪くないですか」と食い下がったが、「自分自身には防衛記録のこだわりは全くなかった」と山中。「13回の防衛記録がかかるからこそ8月の試合が注目されていたのは事実。公開計量、調印式でも常に防衛記録について聞かれた」といい、記録について聞かれるのは「本当にしつこいな」と思っていたと明かした。
この発言に松本は「それ、僕に言ってるんですか。ウソや~ん」と肩を落とし、「ネリ応援してやろうかな」とまさかの一言を繰り出した。
これに対し、山中はあたふたしながら「毎週、ガキ使(日本テレビ系「ガキの使いやあらへんで」)とワイドナは録画させてもらってるんで、それだけは勘弁してください」と苦笑いを浮かべていた。